こんにちは、Clover です。
我が家は2024年11月に一条工務店と「仮契約」を結びました。
一条工務店でお話を聞かれた方の多くは、営業の方から「仮契約」の説明を受けているのでは無いでしょうか。
メリットが多い契約のような説明をされますが、本当にそうなのか気になりますよね。
そこで、現在一条工務店と仮契約中の我が家が思う、仮契約のメリットやデメリットを紹介させていただきます。
一条工務店の仮契約とは?
一条工務店の「仮契約」とは、本契約(いわゆる工事請負契約)を仮で行う一条工務店の契約形態になります。
・一条工務店に興味はあるけど、他のハウスメーカーや工務店も気になっている方
・一条工務店で家を建てたいけど土地が見つからない方
はひとまず「仮契約」をしておくとメリットが大きいかもしれません。
では具体的にどのようなメリットがあるのか、次で説明させて頂きます。
仮契約のメリット

メリット① 契約時点の坪単価が保証される
まず一つ目のメリットは、契約時点の坪単価が保証されることです。
近年、資材や人件費の高騰などにより、建築費がかなりの勢いで上昇しています。
そんな中、一条工務店で仮契約を結ぶと、契約日時点の坪単価が保証されます。
特に土地がまだ決まっていない場合、ひとまず仮契約をしておけば、建築費の高騰を気にして焦ることなく土地探しに専念することができます。
もちろん土地ありの方で一条工務店にするか迷っている方も、坪単価の上昇を抑えられるため、一旦仮契約し、他のハウスメーカーや工務店とじっくり比較検討するのも良いと思います。
ただし、仮契約の有効期間は1年間ですので、1年以内に解約するか本契約を結ぶ必要があります。
ちなみに我が家の住むエリアでは、仮契約をしてから3ヶ月以内には本契約をされる方が多いと担当営業の方が仰ってました。
メリット② 契約時点の商品やキャンペーンが保証される
メリットの2つ目は契約時点の商品やキャンペーンが保証されることです。
例えば、一条工務店には「HUGme(ハグミー)」という商品があります。
こちらの商品は、一条工務店の中では最も低価格な商品としてラインナップされていますが、期間・棟数限定の商品となっており、いずれ販売終了してしまう可能性があります。
しかし、仮契約をしておけば、例え販売終了になったとしても、契約時点で販売中であれば商品として選択することが可能となります。
その他、契約時点での標準設備やキャンペーン等も保証されます。
メリット③ 仮契約解約時は手付金が返金される
メリットの3つ目は仮契約解約時は手付金が返金されるという点です。
仮契約時に手付金(契約金)という形でまとまった金額を支払う必要がありますが、仮契約中に解約した場合は支払ったお金が返金されます。
ただし、ある程度段階が進んでからの解約になると、そこまでに生じた諸費用が差し引かれた金額のみ返金となるため注意が必要です。
仮契約のデメリット

続いて仮契約のデメリットについて説明します。
デメリット① 手付金(契約金)が必要
仮契約を結ぶためには、まとまった金額の手付金(契約金)が必要となります。
商品により異なるようで、HUGmeの場合は30万円、HUGme以外は100万円必要です。
私たちは、HUGme(ハグミー)かi-smile(アイスマイル)で迷っていましたが、どちらにするのかは契約後に決めて良いとのことでしたので、ひとまずi-smile(アイスマイル)で契約しました。
(※ちなみに、アイスマイルで仮契約する方が、設計士さんの介入がHUGmeより早くなるようです。)
大きな金額ですが、手付金はどのハウスメーカー、工務店でも生じるのが一般的です。
営業担当さんのお話では、もし100万円の手付金が払えないという場合は、ひとまずHUGmeで仮契約し、その後に別の商品に変更(グレードアップ)することも可能とのことでした。
この場合、契約段階では手付金の残り70万円を支払う必要は無いようです。
ただし、このやり方は条件等によるかもしれませんので、可能かどうかは営業担当さんに確認して頂くと良いと思います。
なお、この手付金は最終的に総支払額に計上されますので、頭金と考えていただければ気にするほどのデメリットでも無いかもしれません。
デメリット② 仮契約では本審査できない銀行がある
デメリット2つ目は、仮契約では住宅ローンの本審査ができない銀行があるという点です。
私たちの場合特殊なケースだと思いますが、正直これについては盲点でした。
私たちは土地自体はほぼ決まっており、本契約(工事請負契約)の取り交わしができる状態ではありましたが、補助金申請のこともあり、営業担当さんの提案で敢えて仮契約としていました。
ただ、土地の融資特約の期限があるため、どの銀行でも良いのでひとまず本審査を通して下さい、と営業担当さんに言われため、事前審査をしていただいた銀行へ本審査して頂きたい旨伝えました。
すると、
「申し訳ございません、仮契約書では本審査にお通しすることができません・・・」
と言われてしまいました。
正直かなり焦りました。
すぐに営業担当さんに事情を説明し、他の銀行を紹介していただいた結果、何とかギリギリで間に合いました。
(複数の銀行を検討していたため、選択肢が一つ増えた形となり、まあ良かったかなと思うようにします。)
私たちのように仮契約状態で銀行のローン本審査に通す方は少ないと思いますが、銀行によっては仮契約書では受付してもらえない場合もあるため、注意が必要だと思います。
まとめ
以上が我が家が感じた仮契約のメリット・デメリットです。
個人的には迷っているならひとまず仮契約を結んだ方が良いと思っています。
また、月が変わると坪単価やキャンペーンも変わる可能性がありますので、なるべく月が変わる前に仮契約を結ぶ方が良いかもしれません。
以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました。